岡本和真との大型契約に潜んだ「思惑」 大谷獲得に失敗したブルージェイズが狙い続ける日本に眠る“金脈”とは?「日本人の多くは野球好きだ」

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ブルージェイズでの人気が高まりつつある岡本(C)Getty Images

 日本からやってきた“大物ルーキー”の存在は、さまざまな価値をもたらしている。

 今年1月、ブルージェイズは、ポスティングシステムの交渉期限が迫っていた岡本和真と4年6000万ドル(約94億円)の契約合意。ヤンキースやレッドソックスといった強豪球団も加わった争奪戦を制した。

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 開幕から適応力の高さを発揮している岡本は、ここまで43試合に出場して10本塁打、OPS.785、長打率.485とスラッガーとしてまずまずの成績を記録。守備でも三塁で好守を見せるなどレギュラークラスとして活躍している。

 もっとも、ブルージェイズが、FA市場において決して若くはなかった岡本に大型契約を提示した理由には、球団の価値を高めていく“思惑”もあったからに他ならない。カナダのスポーツ専門局『Sports Net』は「カズマ・オカモトが中核を担う今こそ、ブルージェイズは日本市場に本格的進出する絶好のタイミングを得ている。日本から来ているパートナーの多くは野球好きでもある」と断言。29歳の存在が、ビジネスの発展に影響をもたらすとした。

 実際、ブルージェイズは以前から日本市場での“金脈”を探そうと奔走していた。2023年のオフには、後にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)の天文学的な規模の契約を結ぶ大谷翔平の争奪戦にも参戦。獲得を目論んだ背景も、すでに複数の日本企業の広告塔となっていた二刀流スターの影響力を利用できると踏んでいたからだった。

 日本市場の開拓をしていく上で、ブルージェイズは他球団との連携も綿密に行っていた。大谷獲得に失敗した直後には、鈴木誠也と今永昇太と契約して日本での事業展開を熱心に進めていたカブスと情報を共有。ダイソー、フジカラー、ハイチュウ、キノシタグループなど、8つの主要パートナーを擁するに至った手法を学んだという。

 ブルージェイズの求めに応じ、情報を提供したというカブスのコーポレートパートナーシップ担当副社長を務めるアレックス・セイファース氏は『Sports Net』に対して「日本でビジネスを進めていく上で最も重要なことは、彼らの前に姿を現し、面と向かって話し合うことだった。ビジネスへの取り組み方、そして信頼関係の構築方法には文化的な違いがあった」と証言。

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