大谷翔平は「限界だった」 異次元の防御率0.73、快投の裏でロバーツ監督が見た偉才の異変「苦しいマウンド。ベストと呼べる球威ではなかった」
いつもよりも冷静に、淡々と投げ続けていた大谷(C)Getty Images
異次元の投球は続く――。現地時間5月20日、敵地で行われたパドレス戦に大谷翔平(ドジャース)が、「1番・投手兼指名打者」で先発出場。3登板ぶりに投打の“リアル二刀流”で起用された背番号17は、5回(88球)、被安打3、4奪三振、無失点と快投。同地区の宿敵を相手に支配力を発揮した。
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初回の第1打席にプレーボールの一球を右中間スタンドに運び、自ら援護点を挙げた大谷は、その裏のマウンドを三者凡退で立ち上がると、その後も小気味よく投げ進めた。
試合後に米スポーツ専門局『Sports Net LA』のインタビューに応じたデーブ・ロバーツ監督曰く「少し苦しいマウンドだった」。実際、序盤から球数はかさみ、4回と5回にはそれぞれ得点圏に走者を出した。
とりわけ3-0とリードした5回裏は1死満塁と逆転のピンチとなった。しかし、絶体絶命の窮地で迎えたフェルナンド・タティスJr.をわずか1球で併殺打に仕留めた。「ここが限界だった」という指揮官の判断で降板した大谷だが、その表情は気迫に満ちていた。
約1か月ぶりのリアル二刀流で投打に「違い」を生み出した。先攻の初球を放った先頭打者アーチを投手が放ったのはメジャー史上初の快挙でもあった。そんな偉才の歴史的活躍を目の当たりにしたロバーツ監督は、不調でも無失点で切り抜けてしまう“投手・大谷”の凄みを改めて強調した。








