中国ビジネスの本当の魅力、特徴とは?アフターコロナで中小ベンチャーが成功するには?

タグ: , , 2020/6/11

 今回のタイトルについては執筆が何回かに分かれるが、まず今回は前提を書きたい。

 「中国市場は大きい。凄い」とよく言われる。おそらく14億と言う人口の多さと鈍化しつつも経済が成長過程にあるという雰囲気から語られているのだろう。

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 ただし、そのフレーズが耳に入った瞬間、思考停止してしまう。シンプルに日本と比較して物がたくさん売れるのではないかという理解に留まってしまう。

 本来、中国市場の特徴は多様性だ。あれだけ人口がいる中には経済力も様々だし、購買に関する価値観も様々である。

 有名商品の偽物や類似でよい人もいれば、本物を正規の値段で購入することで満たされる人もいるだろう。コスメも女性用だけでなく、男性用も日本より展開されており、その路線の網紅(専業インフルエンサー)の知名度も上がってきている。

 簡単に言うと、経済力の多様性と価値観の多様性、それに販路の多様性を踏まえて中国には商品展開をすることが効率的だと思っている。

 それを踏まえずに「14億人の市場で売れる」という雰囲気に呑まれて商品展開すると、中国で販売する為の骨の折れる諸手続きをようやく終えて販売出来ても結果は不振に終わり、「中国人とのビジネスは難しい。彼らを信用できない」と安直な感想にも留まる傾向がある。

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