「牛乳ヨーグルト」とは違うの?「豆乳ヨーグルト」の魅力とは
美容や健康に効果があるといわれ安定した人気の「ヨーグルト」。毎日忙しい方でも手軽に摂ることができ、朝食などで毎日食べているという方も多いと思います。
様々な種類のヨーグルトが発売されている中でも、まず思い浮かぶのはやはり「牛乳ヨーグルト」。ですが、折からの糖質制限ダイエットブームの影響に加え、コロナ渦での健康志向の高まりや、巣ごもりで筋力が低下しないようプロテインを積極的に摂ろうという方が増えたことなどもあって「豆乳ヨーグルト」の人気がじわじわと伸びてきています。
管理栄養士に聞く「牛乳ヨーグルト」と「豆乳ヨーグルト」の違いとは?
豆乳ヨーグルトとは、豆乳を乳酸菌で発酵させてつくられる植物性ヨーグルトのこと。牛乳ヨーグルト同様乳酸菌を豊富に含み、健康や美容を気にする方にぴったりですが、それぞれ違った良さがあります。効果に合わせて賢く食べ分けるのがおすすめ!
◆一般的な牛乳ヨーグルトは…
1.動物性たんぱく質が豊富
牛乳よりも吸収率がよい動物性のたんぱく質が豊富。引き締まった強い身体づくりを目指してトレーニングをしている方に特におすすめです。
2.カルシウムがたっぷり
魚や野菜よりも吸収率がよいカルシウムが含まれ、血液が固まるのを助け、安眠効果もあり。
3.吸収効率のよい栄養源になる
牛乳よりも吸収効率がよい栄養源として、ストレスがたまっている時や病み上がりに元気をチャージできます。
◆一般的な豆乳ヨーグルトは…
1.植物性たんぱく質が豊富
植物性たんぱく質は満腹感が続きやすくダイエット中にもおすすめ。適度な運動と共に 女性らしいしなやかな身体をつくりたい時に◯。
<ポイント>
「たんぱく質(プロテイン)」は、炭水化物・脂質と並ぶ3大栄養素のひとつです。人間の体の基礎をつくり、肌の弾力やハリを保ってくれるほか、免疫力を高めたり、貧血を予防したり、傷の修復を早める効果まであります。
「動物性たんぱく質」と、「植物性たんぱく質」の2つにわけられ、両方をバランス良く摂る必要がありますが、実は、近年のプロテインブームで多くの人が摂取しているサラダチキンやささみ、牛乳、卵はすべて「動物性たんぱく質」!摂りすぎると臓器に負担がかかってしまうこともあります。また、動物性たんぱく質は普段の食事で比較的摂取しやすい食材に多く含まれますが、植物性たんぱく質は意識しないと摂取しにくい傾向が。日々の食事で「ダブルたんぱくの摂取」を心がけましょう。
【たんぱく質を含む食材例】
動物性たんぱく質…牛肉・魚・牛乳・卵など
植物性たんぱく質…大豆食品・ナッツなど
2.低カロリー、低糖質、低脂肪、コレステロールゼロ
ダイエット中の女性にもオススメ。
3.「女性にやさしい」成分がたっぷり
植物性たんぱく質以外にも、吸収効率のよい大豆イソフラボンや、食物繊維、乳酸菌が一緒に摂れたりと女性に嬉しいことがたくさん。
<ポイント>
「大豆イソフラボン」は、年齢とともに減っていく「女性ホルモン」に似た働きをしてくれます。美しい肌や女性らしい丸みのある身体づくり、女性ホルモン減少により引き起こされる更年期障害の症状改善、骨粗しょう症予防などにも役立ちます。おもに豆乳、豆腐や納豆、味噌などの大豆製品にたっぷり含まれますが、中でも豆乳ヨーグルトは、乳酸菌で発酵させることで吸収率がアップする(※)ため効率的にイソフラボンを摂取できるので特におすすめ!
※…豆乳を乳酸菌で発酵させることでアグリコン型イソフラボンが増加します。
イソフラボンは、大きく「1、グリコシド型イソフラボン」と「2、アグリコン型イソフラボン」の2つに分類されますが、2は1から吸収のさまたげになる「糖」を取り除いた形になっています。豆乳を乳酸菌で発酵させることで2が増えます。
※上記の特長、栄養素は商品ごとに異なります。