悲願のメジャー制覇を目指す畑岡、過去大会覇者の渋野、全米女王の笹生ら、日本勢の大会直前インタビュー！メジャー最終戦「全英AIG女子オープン」

畑岡奈紗

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Q.東京五輪は日本代表として出場されましたがどんな時間でしたか?
「1年延期しての開催だったので凄く楽しみな気持ちで試合ができたんですけど、思うような結果が残った事は残せなかった事はすごく残念です。でもとても良い経験になったと思います」

Q.開会式にも参加されてましたが、違う競技の選手との交流や印象に残ったエピソードなどはありますか?
「開会式には本当にたくさんの国の選手が参加していましたが、なかなか他の国の選手との交流というのはありませんでした。開会式ですごく印象に残ったのは選手村からバスで開会式の会場まで行ったんですけど、そのバスに乗り込むときに（バスの）両脇からボランティアの方が応援してくれたりとか、会場に入場する直前もたくさんボランティアの方がいてくれたので、そういう人たちに支えられてサポートしてもらって開催できるんだなというのをすごく感じました」

Q.今年最後のメジャーを迎えますが、今週に向けて、どのあたりを合わせてきましたか?
「オリンピックが終わった後、1週間オフがあったんですけど、オリンピックでかなり疲れていたので、休みに充ててあと少し練習して。今週はリンクスなので、風にうまく対応できるようにクラブセッティングなどを変えたりして、その練習をしていました」

Q.男子プロでもこのコースはとっても難しいと聞いたんですけど、どのあたりがポイントになりそうですか?
「練習のときは風がそこまで吹かなかったり、この3日間は雨が降っていないですけど、また試合になって天気が変わるとコースの印象もガラッと変わるのかなと思います。基本的には下もどんどん硬くなっていってますし、長いホールもたくさんあるので。特に上りの16〜18番がすごく難しくなるかなとは思っています」

Q.明日からは天候も変わりそうですが、このコースのセッティングとしては毎ホール風向きが違うセッティングになっているように見えるんですがその辺はどうですか?
「打つタイミングによっては10秒前とは逆の風が吹いたりとかするので、しっかり風の方向というのを見分けていかないといけないなと思います」

Q.ご自身のコンディションはどうですか?
「調子はまた上がってきていると思うんですけど、（優勝した）マラソン（・クラシック）の時ほどではないです。あそこまで上げられたら自分にも期待できるかなと思うんですけど、タフな4日間になると思うので、今自分ができることを精一杯やりたいと思います」

Q.今年最後のメジャーに向けて意気込みをお願いします
「4回目の全英AIG女子オープンへの出場となりますが、リンクスの印象も初年度に比べたら変わってきていますし、自分でもすごく楽しみな部分があるので、良い成績を残せるように頑張りたいと思います」

渋野日向子

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Q.1年ぶりのスコットランドですが、こちらに来てみての感想や心境をお願いします
「去年散々な目にあったスコットランドにまた1年ぶりに戻ってきたんですけど、相変わらずの難しさだなっていうのは入った瞬間にわかりました」

Q.過去2大会、この全英AIG女子オープンに出ていて、今回のコースはわりと前回のコースに似ていると思いますが、その辺はどうですか?
「去年と同じようなコースだなという印象はありますし、去年以上か去年並みに難しいコースだなと思います」

Q.世界で一番の難関コースと言われているのですが、実際に回ってみてどんな印象を受けましたか?
「うん（笑）、非常に難しいなというのと、まだ強い風の中で練習ラウンドをしていなくて、去年の試合中はかなり風が強かった印象があるんですけど、これでもっと風が吹いてきたらもう手に負えないなという感じです」

Q.スコットランドの街で、何か自分の中で気に入ってるところや好きなところはありますか?
「ロンドンに比べるとちょっと昔ながらの建物が多いので、落ち着きだったりとか（が気に入ってます）。去年も今年も宿泊先がエディンバラでしたし、空港から1時間くらいで、近いといえば近くて。日本にはない感じというか、ロンドンに行ってもまたちょっと違うというか。エディンバラ特有の昔ながらの感じがいいなって思います。まさにゴルフタウンだなと思いました」

Q.KPMG全米女子ゴルフ選手権以来のメジャーです。メジャー大会の回数も重ねてきて慣れてきたと思うのですが、全英（スコットランド）とアメリカの違いはありますか?
「いやぁー、コースが本当にも全く違いますし、こちらはバンカーに入れてしまうともう終わりというか。ボギーもダボも当たり前っていう感じですし、風の影響を強く受けてしまうコースでもありますし、フェアウェイの硬さも全然違うので、アメリカと比べたらこっちの方がかなり難しいなという印象を受けるんですけど。それをどうやってうまくスコアにつなげるかということに関してはまだ掴めていないので、これは経験していくしかないのかなという感じです」

Q.スポット参戦ではありますが、ツアーに参戦してきてアメリカツアーに対しての気持ちも変わってきたりしましたか?
「スポットでこれまで出てきたときのメンバーと同じメンバーが今回の大会にも揃っていますし、（東京五輪で）金メダルを取ったネリー・コルダ選手だったり他にもたくさんの選手と会えました。挨拶もしてくれたりして、こっち（スコットランド）に来ても楽しいなと思いましたし、12月のQスクール（米ツアー予選会）に向けてもっと頑張らなきゃなって来るたびに思います」

Q.東京五輪では稲見選手がメダルを取りましたが刺激を受けましたか?
「そうですね、かなり刺激を受けましたけど、本当にレベルの差を痛感するというか、すごく感じてしまって。程遠い存在になっちゃったなぁというふうに思いますし、私もオリンピックの舞台でいつか戦いたいなと思わせてくれました」
Q. 2年前はご自身が（メジャーに勝って）その立場だったわけですが
「どうなんでしょうね（笑）。わからないですけど、自分もその立場に入られたとなるのであればすごく嬉しいなというか」

Q.コースを回ってみて一番難しいホールは何番ですか?
「まぁ、全部ですね（笑）。全部難しいですし、1番のスタートホールは花道がすごく狭くて、そういうホールが多いですし。パー5とかも風によっては狙えるホールもあるんですけど、外してラフに入っちゃうと難しかったりというのもありますし。バンカーは、フェアウェイバンカーもグリーンバンカーも入れないように、って考えると全ホール難しいと思います」

Q.日本ツアーの時とクラブセッティングが変わりましたか?
「変わってないです。そのままです」

Q.全米女子オープンに向けて一言お願いします
「去年は本当に散々な目にあったので、今年はそれ以上に良いゴルフが出来るように。最高4日間戦えるように頑張りたいと思います」