大谷初の3被弾!9勝目はお預け、珍しくお疲れモードも
エンゼルスの大谷翔平投手(27)は25日(日本時間26日)の敵地で行われたオリオールズ戦に「1番・投手」として投打同時出場。5回を投げ3本塁打を含む5安打4失点7奪三振で降板となった。その後。救援投手が打たれたため、大谷の勝ち星は消えた。1試合3被弾は日本ハム時代を通じても自身ワーストの記録となった。打者としてもこの日は4打数ノーヒット。第1、第2打席は空振り三振、第3打席は一ゴロ、第4打席も三振だった。
ベーブ・ルース生誕の地でほろ苦デビューとなった。大谷が同地ボルティモアで先発として投げるのは初めてのこと。初回、1番打者のマリンズに初球をいきなりセンターバックスクリーンへ放り込まれると、二死後、4番のサンタンダーには右越えソロを被弾。1イニング2被弾は自身初のこととなった。さらに4回にも5番のスチュワートに2ランを浴びるなど、3被弾。この日は要所で甘く入った球をとらえられ、失点を重ねた。試合序盤から何度も帽子を取り、汗をぬぐうシーンが見られるなど、ゲーム開始時点で31度と高温多湿な気候にも悩まされたようだ。
ベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」に王手をかけるかと注目を集めた試合だったが、この日はチームが逆転負けを喫したため、お預けとなった。一方でチームには「投手・大谷」に奮闘してもらいたい理由もあったという。マドン監督は試合前に「ショウヘイの調子が良く、長い回を投げてくれたら助けになる。そうなればブルペンを元の状態に戻すことができる」と話していた。