原巨人 「若手積極起用」も風前の灯か 危機感ゼロの「笑顔事件」とは
チーム力の差が如実に出た2連戦となった。巨人は8、9日に行われたソフトバンクとのオープン戦2連戦に連敗となった。
8日の初戦はソフトバンク高卒2年目の井上が先制弾を含む2安打5打点と大暴れ。2戦目となる9日の試合も、同じく井上がマルチ安打を記録すると、し烈なホットコーナー争いを繰り広げるベテランの松田もマルチ安打をマーク、リチャードも適時中前打を放つなど巨人が目指す、若手とベテランのポジション争いによるチーム力の底上げが着々と進んでいる様子が見て取れた。
ソフトバンクは期待の若手が伸び伸びとアピールしているのを傍目に、「お寒い」状況だったのは巨人の若手野手陣だ。今季のテーマとして「若手の積極起用」を掲げ、フロントからも命じられ、チームでは若手をここまで積極的に登用してきた経緯がある。中でも今季から「55」を背負う大型野手の秋広、「ポスト坂本」の期待がかかる中山と高卒2年目コンビには目をかけてきたが、最近はゲーム終盤に与えられるチャンスでもなかなか結果を残せていない。
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