CS出場に価値ある連勝。B1リーグ三河、敵地で見せた意地
4月16日(土)、17日(日)に行われたB1リーグ第31節。シーホース三河は、秋田ノーザンハピネッツと対戦。
GAME1、序盤は秋田にペースを奪われるもすぐに立て直すと、復帰した百戦錬磨のベテラン柏木が流れを引き寄せ二桁リードで後半へ。3Q、秋田に追い上げられるも、4Qで再び突き放し、勝ち星を手にした。
GAME2、序盤から意地と意地とがぶつかり合う白熱した展開に。同点で迎えた3Qに激しいディフェンスから速い展開に持ち込んでリードを奪うと、秋田の猛反撃を振り切った三河が78-75で勝利、CS出場に向けて価値ある2連勝となった。ガードナーは、18得点14リバウンドのダブルダブルを達成している。
―試合結果―
2022年4月16日(土)
秋田 ● 84 – 93 〇 三河
(三河通算成績 24勝19敗)
1Q 秋田 17–18 三河
ターンオーバー5つの重い立ち上がりも、終盤に逆転
スターティング5は、#4細谷、#9ローレンスⅡ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
秋田のハードなディフェンスにリズムを乱されて5-0と先行される。この日がB1個人通算300試合出場となる#4細谷が3Pシュートでチーム初得点を挙げるが、その後はミスが続いて秋田にペースを握られてしまう。秋田#9デイビス、#7グリンの得点で11-5とリードを許すが、#19西田がタフな3Pシュートを沈めて食い下がる。
以降もシュートが決めきれない我慢の時間が続くが、#54ガードナーのリバウンドでつなぎ、#9ローレンスⅡのタッチダウンパスから#54ガードナーが加点。#7長野がオフェンスファウルを誘発するなど粘り強いディフェンスで秋田の得点を止めると、残り1分に#14ユトフのゴール下で逆転。秋田もすぐに返上するが、#7長野のドライブで前に出る。#7長野が再びオフェンスファウルを奪い、1点のリードを守って1Qを終える。
2Q 秋田 31–41 三河(秋田 14–23 三河)
戦線復帰の柏木が流れを引き寄せ、二桁リードで後半へ
スタートは、#7長野、#9ローレンスⅡ、#14ユトフ、#18角野、#32シェーファー。
秋田#5田口 が連続得点を挙げるも、#14ユトフ、#18角野が得点して互角の立ち上がりに。#14ユトフの連続得点で5点のリードを作り、#54ガードナーが3Pシュートで畳み掛ける。
秋田はタイムアウトと選手交代で流れを取り戻そうとするが、2月6日以来の出場となる#3柏木のスティールから#14ユトフが走ってバスケットカウントを奪い、34-23とリードを二桁に拡大する。さらにテンポの良いパスワークから#3柏木はコーナー3Pシュートを射抜くと、ベンチも大盛り上がり。秋田は3Pシュートで対抗するが、#54ガードナーを中心にゲームをコントロールし、#18角野のアリウープ、#54ガードナーのパワーアタックで10点リードでして前半を折りかえす。
3Q 秋田 56–58 三河(秋田 25–17 三河)
二桁差を追い上げられ、 2点リードで最終Qへ
スタートは、#4細谷、#9ローレンスⅡ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
秋田は積極的なインサイドアタックを見せるも、#54ガードナーを起点にオフェンスを展開し、#54ガードナーのアタック、#19西田のカットインで渡り合う。しかしその後はシュートがリングに嫌われて得点を伸ばせず、秋田#7グリン、#51古川の連続3Pシュートで、残り5分に47-47の同点に追いつかれてしまう。
秋田のオールコートディフェンスに苦しめられながらも、#19西田のカットインで勝ち越し。
#54ガードナーのブロックショットから#19西田が走って得点するも、粘る秋田は再び試合を振り出しに戻し、三河が離せば秋田が追いつく凌ぎ合いが続く。残り4秒に#14ユトフのフリースローで58-56とわずかにリードして最終Qへ突入する。
4Q 秋田 84–93 三河(秋田 28–35 三河)
長野 12得点で牽引。17-0と一気に走り、Game1を制す
スタートは、#3柏木、#7長野、#9ローレンスⅡ、#14ユトフ、#18角野。
#18角野、#7長野のアタックで先手を取る。守備でも現在ブロック王の#14ユトフがブロックショット、リバウンドと存在感を発揮。開始からの約4分半秋田に得点を与えず、#9ローレンスⅡのアタック、#3柏木のミドルシュート、#14ユトフのファストブレイクで得点を積み上げていく。
さらに#3柏木のスティールから#18角野が、#9ローレンスⅡのスティールから#14ユトフが加点。17-0のビッグランを作り出し、56-73と一気に突き放す。
秋田はタイムアウトを取るも、#7長野が1on1、カットイン、フリースローの連続得点でB1個人通算1000得点を達成。この試合最大の19点のリードを奪う。
秋田は#7グリンの連続得点で反撃に出るが、#19西田の3Pシュート、#14ユトフのダンクで点差を詰めさせない。終盤に秋田#1王、#21長谷川の猛追を受けるも、最後まで主導権を渡さず、93–84で勝ち切った。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
(試合の)入り方はあまり良くなったんですが、途中から自分たちのリズムに戻すことができました。
秋田さんはボールを取りにくるディフェンスをしているので、そこにひっかかってしまったのは反省ですが、大事なところでしっかりシュートを決めることができました。今シーズン調子の良い秋田さんの3Pシュートをケアしながら戦ったんですが、途中やられてしまいました。ただ、平均的な数に抑えられてのは良かったです。
明日はまた違う展開になると思いますが、しっかり研究して頑張りたいと思います。