“キック界の王子”白鳥大珠が武尊の闘い方からヒントを得た!?「だからスターになっていくんですね」
来る6月19日に東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』では那須川天心VS武尊の「世紀の一戦」が争われる。そして同イベントでは注目のRISE対K-1の全面対抗戦が行われる。そこで今回は会見を終えたばかりの白鳥に、改めて天心VS武尊戦の見解と、待望のK-1勢との一騎打ちへの意気込みを聞いた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)
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――ちなみにいま、那須川天心VS武尊戦もルールが正式に決まって、改めて、白鳥選手からするとどうなると思いますか?
「うーん、まあ、天心が勝つかなと思いますけどね」
――ここ5試合の両者の試合を比較してみたら、天心選手のKO率が2割なのに対して、武尊選手のKO率は8割なんです。
「ええ」
――実は先週、武尊選手に話を聞いたんですけど、その時に「なぜKOを取れるのか?」と聞いたら、要は「打たれる前提で行っているから、相手の間合いに踏み込めて、KOが取れる」という話でした。
「なるほど。そうですよね。武尊選手はもらわないタイプの選手じゃないので。結構もらっている数は多いし。それでもたぶん、わかっている攻撃だから倒れないんだろうし。しっかり見えているんだと思うし。打たせて打つって感じですよね」
――打たせて打つ!
「それを天心にできるかどうかだと思うんですよね。そこが勝負の鍵を握るのかなっていう。天心は距離感が抜群だし、スピードも当て感もあるので……、だからわかんないッスよねえ。いろんな人に聞かれるんですけど、どう思う? って」
――聞かれるでしょうねえ、白鳥選手はとくに。
「だけど、わかんないですよね」
――まあ、まずは自分の試合をちゃんとしないといけないでしょうから。
「爪痕は残したいですよね」
――ゴンナパー選手の試合映像は見たりしたんですか?
「チラッとは見たんですけど、しっかり見てはいないですね。でも、相性はいいと思うんですよね。久々に熱い試合ができそうだなと思ってますね」
――白鳥VSゴンナパーは、味付けのあるカードだなあとは思いました。
「(ゴンナパーは)強いですからねえ。やりがいはありますよ。勝ったらまた認めてもらえると思うし」
――そもそもK-1のイメージはどんな感じですか?
「打ち合いっていうイメージですよね。前に出るっていうか。前に出たもの勝ちみたいな。そんなイメージはあるんですよね」