「10月初めには準備できる」井上尚弥との“4団体統一戦”を熱望するバトラーが宣言!「試合は日本でも構わない」
ともに4団体統一戦を望む井上(左)とバトラー(右)。果たして対戦は実現するのか。(C)CoCoKARAnext、(C)Getty Images
ボクシングWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は6月7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒でTKO勝ちを収め、日本人として史上初の3団体統一を成し遂げた。
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「年内に叶うなら4団体統一戦をやりたい」
圧倒的な力を見せつけた“モンスター”は、試合後にそう語っていたが、WBO同級王者のポール・バトラー(英国)も井上との対戦を熱望しているようだ。英プロモート会社『Probellum』が、彼の言葉を伝えている。
バトラーは、すでに井上の代理人に「戦いたい」と伝えていると語り、さらに「ハッキリ言っておくが、私は勝てると信じて試合に臨むつもりだ。私はいつも通り、試合に勝って、文句なしのチャンピオンになれると信じてリングに上がる」と意気込みを述べた。
また、「もし、日本で試合ができるのであれば、それで構わない」と来日しての試合も受け入れる覚悟で、「ドネア戦の前に、井上サイドは私に試合を受けるかどうか、受けるとしたらどこでやりたいか、と打診してきた。うまくいけば、このビッグファイトを実現できるかもしれない」と、すでに井上サイドからのアプローチがあったことも明かしている。
バトラーは4月22日のWBO同級暫定王座決定戦後にオフに入り、まだ本格的なトレーニングには戻っていないようだが、井上戦に向けてのコンディション作りはイメージできているという。
「今からだと、最低でも12週間は必要だ」「スルタン戦以来、ジムには戻っていないが、10月の初めには準備できるだろう」
誰もが“井上優位”を予想する今の状況は、バトラーにとって世界に名を売るチャンスでもある。果たして4団体統一戦は実現するのか。今後の動きに注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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