今オフFAの超目玉!西武・森友哉を巡り巨人と阪神「伝統の一戦」勃発か
その打棒に各球団の編成担当から、熱視線が注がれています。
今季、国内FA権を取得する見込みの西武・森友哉捕手です。強打が売りの「打てる捕手」は開幕直後、ロッカールームでキャッチャーマスクを投げた動作が骨折につながり、右手人さし指の「基節骨骨折」で登録抹消。大幅に出遅れる事態となりました。
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しかし、7月は17試合に出場し、65打数22安打の打率3割3分8厘と調子を上げ、好調のライオンズを攻守で牽引しています。
スポーツ紙のデスクはこう言います。
「親会社の西武ホールディングスはコロナ禍で業績が厳しく、球団も観客動員は苦戦している。『マネーゲームには加わらない』という堅実経営が一貫したポリシーです。森自身も昨年の契約更改で単年契約を結んでおり、他球団の話を聞いてみたいというのが自然な流れでしょう。となれば、自ずとあの人気2球団が名乗りを挙げることが予想されます」
まずは巨人。その背景を前述のデスクはこう分析します。
「巨人は阿部慎之助が引退して以降、捕手がウィークポイントになっています。守備力では小林誠司という12球団屈指の強肩捕手がいますが、今季もここまで打率1割3分2厘と打てない。『打てる捕手』として期待されていた大城卓三ですが、打率2割3分4厘とそれほどではなく、今季の投手陣のチーム防御率は12球団ワーストの4・09であることから、リード面についても『さすがに厳しいのでは』と囁かれているのです」