「20勝するかもしれない」大谷翔平の来季をエ軍指揮官が展望!FA流出も危惧「何としても引き留めを」
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エンゼルスの大谷翔平は、レギュラーシーズン最終戦となった現地10月5日(日本時間6日)のアスレチックス戦で規定投球回数「162」をクリアし、史上初となる投打での規定数到達を果たした。勝利数は自己最多となる15勝、打撃でも終盤には18試合連続安打を記録するなど、昨年以上のインパクトを放ったシーズンだった。
2年連続でのMVP選出も有力視されるなど、まさに歴史的な活躍を繰り広げた大谷には、もっとも近くでそのプレーを感じていた指揮官からも、この上ない賛辞が送られている。
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米スポーツサイト『Yardbarker』では、エンゼルスのフィル・ネビン監督代行のコメントを伝えており、背番号17のハイパフォーマンスを振り返り、さらには来シーズンへの期待も語っている。
今季よりコーチとしてエンゼルスの一員となったネビン氏は、ジョー・マドン前監督の解任に伴い、6月より監督代行としてチームを率いた。中心的プレーヤーとしてエンゼルスを牽引した大谷を「彼は今まで見た中で最高の野球選手だ」と絶賛。さらに「彼は現代のベーブ・ルースだ。しかし、ルースの時代よりもはるかに優れた才能と日常的に対戦している」と述べている。
その上で「彼は来年、フリーエージェントになる。キャリアの中で最高の年を過ごすことになるだろう」と予測しており、続けて「私は彼が何をやっても驚くことは無い。来年は 40本塁打、40盗塁、さらに投手として20勝するかもしれない。彼には限界というものが無いのだから」と、これまで以上の成績へ期待を込めた。
また、ネビン氏はFAとなる大谷の流出も危惧しており「エンゼルスは彼を引き留めるためにできることは何でもする必要がある」とも語っている。
今季はシーズン途中より監督代行として指揮を執ったネビン氏は、すでに来季から正式に監督に昇格することが発表されている。「二刀流」のさらなる進化を予想する指揮官のもと、大谷がどれだけファンの想像を超えるプレーをみせてくれるのか、期待が膨らむばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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