【ドラフト】高松商・浅野翔吾を引き当てた原巨人は勝ち組?元ヤクルト編成部長が各球団のドラフト指名を評価!
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名将・野村克也氏の下、ヤクルト、阪神、楽天でヘッドコーチを務め、ヤクルトでは編成部長、ファームディレククターなども歴任。選手の目利きには定評のある松井優典氏が、読売ジャイアンツのドラフト指名を評価した。
今月20日、2022年度のドラフト会議が行われた。巨人は阪神との競合の末、原辰徳監督が当たりくじを引き当て、高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾外野手の交渉権を獲得した。
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巨人は、早々に高松商高・浅野を1位指名することを公言。くじ引きでは11連敗中だったが、今年は見事に右のスラッガーを引き当てた。
松井氏は、「今年のドラフトの一番のハイライトは、巨人と阪神が浅野の指名で重複して、抽選したところ。巨人と阪神というプロ野球ファンなら注目する2球団が、今年ナンバーワンの浅野を取り合うというところが面白かったね」と語った。
松井氏は、巨人の評価を”B”とした。その理由については、「右の外野手というところで、何人かの外野手を候補に挙げていたと思うんだけど、その中で1位で浅野、2位で萩尾という選手を指名できたので、予定通りだったと思う」と、浅野外野手だけでなく、打撃がセールスポイントの慶応大・萩尾匡也外野手を指名するなど、補強ポイントだった右のスラッガー2人の獲得を評価した。
また、松井氏は「田中であったりとか、即戦力の投手を中心に指名しているから、それなりに満足いく結果だったと思う」と、189センチの長身から角度のある球が魅力の國學院大・田中千晴を指名するなど、全体的に見ても評価できたようだ。
甲子園で3本の本塁打を打った”逸材”を獲得した巨人。将来の主軸を担うような打者に育てていくことはできるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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