W杯目前の日本代表に付きまとう「不安材料」 敵国スペインメディアに「トップレベルを欠いている」と指摘されたポジションは?
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いよいよ開幕が目前となったカタールワールドカップ。日本代表にとっても初戦のドイツ戦まで1か月を切り、本大会メンバー発表も来月1日に行われるなど、ファンにとっても緊張感が一気に高まる時期を迎えた。
大会直前とあり、世界各国のメディアでは、それぞれの対戦国の情報を扱っており、戦力分析なども行われている。日本の対戦国であるスペインのラジオ局『Onda Cero』は、公式サイト上で日本代表の特集記事を配信。その中でグループリーグ突破の見込みに言及し、さらには日本のウィークポイントにも触れている。
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同メディアでは日本代表について「スピード、フィジカル、ダイレクトなプレーを特徴とする堅実なチームであり、これまで一度も達成したことのないラウンドオブ16の壁を乗り越えようとしている。チームを率いて4年になるハジメ・モリヤスの経験を頼りに、経験豊富な選手を起用し、力強いパフォーマンスを披露するはずだ」と評した。
また、日本の中心的プレーヤーとしてモナコの南野拓実の名前を挙げており「サムライブルーには、ヨーロッパでプレーする有名な選手が何人もいる中で、元リバプールのストライカーが間違いなく鍵を握る」としている。
だが、スペインをはじめ同グループとなった他国との比較では「日出づる国のチームは、抽選に恵まれたとは言い難い。ドイツ、スペインという歴史的なチームと同組になり、勝ち進む可能性はかなり低い」と、グループリーグ突破が困難と予想。
さらに、ゴールキーパーについても「日本チームは、これまでの様々な試合を通じて、一貫性のないプレーが目立っていた。最近の試合では5回のクリーンシートを達成しているが、トップレベルのゴールキーパーを欠いていることは非常に厄介だ」と指摘している。
他にも「それに加えて、ゴールを決めるセンターフォワードの不在も、日本の飛躍を妨げる要因となりそうだ」と現在も有力候補が定まらないストライカー不在についても見解を示した。
日本代表の特徴を尊重しつつも、冷静な分析により対戦国の印象を綴っている。優勝経験もあるスペインとのゲームは日本代表にとって、やはり厳しいものとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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