近藤健介の6年契約に球界OBが見解!「保証があると、闘争心を無くしてしまう」と語る長期契約のリスクとは?
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12月12日、ソフトバンクはFA権を行使していた日本ハムの近藤健介外野手を獲得したことが分かった。ソフトバンクは6年総額35億規模の条件を近藤に提示し、計5球団の熾烈な争奪戦を制した。
今オフには、DeNAの山崎康晃投手がかねてから希望していたメジャー移籍を断念し、6年契約を締結。近年で見ても、ヤクルト・山田哲人内野手やソフトバンク・柳田悠岐外野手らが、球団と7年契約を結んだ。以前よりも6〜7年の長期大型契約を結ぶ選手が多くなっている。
横浜や日ハムでプレーし、日本代表でもコーチ経験のある野球解説者の高木豊氏は、自身のYouTubeチャンネルを更新し、近年多くなっている長期契約について言及した。
高木氏は「選手は保証が欲しいよね。7年を億で保証されているわけだから、それは選手からしたらありがたいよね」と、選手目線でコメントした。
一方で、「よく外国人選手がそうだけど、保証があると気が抜けてしまう。闘争心を無くしてしまうからね。そのくらいの契約じゃないと残ってくれないというのもあるけど」と、長期契約が原因で成績が低下することもあるという。
FAを取得する30歳前後に長期契約を結ぶ例が多いが、若手のうちから長期契約をするとしたら、「村上の年齢であれば10年契約をしてもいいと思う。村上の闘争心と負けず嫌い、そしてあの面構えを見たときに、10年結んでも大丈夫だなと思う」と、今シーズン3冠王に輝いた、ヤクルト・村上宗隆内野手を挙げた。