原巨人 新助っ人成功できるか 鍵を握る「陰のコーチ」の存在
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V奪回を目指す原巨人の春季キャンプの内容はハードなものとなりそうだ。
昨秋のキャンプでも取り組んだ「アーリーワーク」は継続。大久保打撃チーフコーチによれば、ベテランと若手を混合したチームを編成した上で厳しい練習にも取り組ませるという。
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ほかにもチームの3大指針として「得点圏打率3割」「バント成功率8割」「ボール球スイング率2割以下」を掲げた。中島、長野、松田とベテラン3人組にも通常のメニュー消化を求めるなど、若手、ベテラン関係なく底上げを目指し、ハードなメニューを課す方針を固めている。
また正中堅手としての期待も高まる、新外国人選手のルイス・ブリンソン外野手(前ジャイアンツ=28)もキャンプ1軍スタートとなった。ブリンソンはメジャー通算357試合で28本塁打ながら、昨季は3Aで87戦22発をマーク。強肩強打、俊足と高い守備力も魅力となっている。
巨人ではすでに原監督が「右翼・丸」構想を掲げており、前評判通りのパフォーマンスを新外国人選手が見せられれば、起用の幅も広がる。いかに日本球界にアジャストできるかが活躍の鍵を握るとされる中、昨季限りで現役を引退したゼラス・ウィーラー氏(36)の存在が注目を集めている。
同氏は現役時代は楽天、巨人で8年間プレー。明るいキャラクターと勝負強い打撃で人気を博した。昨年オフに引退後、巨人の編成本部長付特別補佐兼打撃コーディネーターに就任。新外国人選手が日本野球に適応するための助言も行うとされる。