不振続く日本ハム・伊藤大海にささやかれる「配置転換」
先発の柱として期待されている伊藤(C)CoCoKARAnext
またも「ラスト侍」とはなれなかった。25日のオリックス戦(エスコンフィールド)に今季4度目の先発となった日本ハム・伊藤大海投手は初回に3失点するなど乱調、味方が逆転し、1点リードで迎えた5回無死一塁の場面では森友哉に逆転2ランを浴びるなど、5回途中6安打自己ワーストタイの6失点でKO。戻ったベンチでは大粒の悔し涙を流した。
【動画】先発の伊藤大海が5回、森友哉に痛恨の逆転2ランを浴びた場面、ひざに手をあて悔しそうな表情を見せる
自責点6は自己ワースト。侍ジャパン日本代表に選ばれた伊藤以外の先発投手はすでに白星を挙げており「ラスト侍」となれるか注目された試合だったが、本拠地に集ったファンに勝ち星は届けられなかった。
この日は球が高めに浮くシーンも頻繁にあるなど、メカニック上にも狂いが生じている様子。試合後は「味方の援護に応えることができず悔しい」と言葉を絞りだすしかなかった。
これで4試合連続勝ち星なし、背信投球が続く右腕には変わらず信頼を示してきた新庄監督も「次もこういう投球だったら考えます」とローテはく奪の可能性も示唆した。
一方で乱調が続く伊藤の復活方法には、チームに足りないピースへの配置転換を求める声もある。ネット上では「中継ぎ、クローザーをやらせてみれば」「クローザーに転向してほしい」など守護神転向を勧める声が散見された。