連夜の2桁失点大敗のエンゼルス 7月急失速を受け大谷翔平の去就にMLB公式が言及「トレードは予想されていないが…」
ドジャース戦で敵地のファンから異例の声援を受けた大谷。その光景も彼の存在感の大きさを物語たる。(C)Getty Images
エンゼルスの阪神は現地時間7月8日(日本時間9日)、敵地でのドジャース戦に「1番・指名打者」で先発出場した。この日、1・2打席目に連続で安打を記録すると7回の第4打席では今季32号本塁打を放つなど3安打3打点を記録した。しかし、チームは連日の2桁失点を喫するなど、5-10で敗れ、5連敗。7月の成績が1勝7敗と大きく負け越したまま、オールスター前の日程を終えている。
エンゼルスはこの日も早い回から失点を重ねた。先発のリード・デトマーズが初回、1番のムッキー・ベッツにレフトへのホームランを浴び早々に先制点を許すと、2回にもマックス・マンシーの本塁打を含む4安打でさらに5点を献上。その後もドジャース打線に3ホーマーを打たれるなど、前日に続いての長打攻勢で終わってみれば10失点。エンゼルスは後半に得点を挙げ追い上げるも届かず、大谷の5試合振りの快音も勝利には結びつかなかった。
この日、エンゼルスは4番で起用されたジョー・アデルが初回の打席の後、腹部を押さえながら表情を歪め、その裏の守備にはつかずグラウンドを後にしている。
連敗が止まらず、負傷者もさらに増える恐れが出てきたエンゼルス。この試合を終え勝率も5割を下回るなど、チームの勢いを失いつつある中でオールスターブレイクを迎えることとなった。ポストシーズン進出が遠ざかれば今オフFAを迎える大谷の放出なども噂されている中、メジャー公式サイト『MLB.com』もこの日の結果と共に、現状のエンゼルスについて見解を綴っている。