異次元の領域に達した大谷翔平は「ルースを超えた」 元CY投手たちが語る衝撃「異論があるなら逆に聞きたい」
2桁勝利をあげ、40本塁打を放つ。そんな異次元のプレーを続ける大谷に米識者も脱帽する。(C)Getty Images
今シーズンの大谷翔平(エンゼルス)が見せつけている規格外さに話題は尽きない。現地8月11日には、MLB公式ネットワーク局『MLB Network』の番組「Off Base」でもクローズアップされた。
公式メディアが特集を組むのも無理はない。現地11日時点で打者として打率.305、40本塁打、83打点、OPS1.071、長打率.662とおよそ投手とは思えないハイスタッツを記録。一方で投手としても10勝(5敗)をマークして防御率も3.17。被打率(.185)に至っては好投手が集うアメリカン・リーグでもトップの値だ。
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2桁勝利をあげる投手が40本塁打を打つ――。多くのメジャーリーガーたちが「ありえない」と語る結果こそが大谷の異次元さを物語る。そんな「史上最高」とも評される二刀流スターについて「もうどう表現すべきかが分からない」としたのは、メジャー通算152勝を挙げた名投手ジェイク・ピービー氏だ。
2007年にサイ・ヤング賞も手にしたレジェンドは、「オオタニは史上最高の選手だ」と主張。自らの実体験をふまえて「この時期の投手は疲労困憊なんだ。それでも彼は完封をして、次の試合では2本もホームランを打つなんてこともやってのける。信じられないよ」と脱帽し、こう続けた。
「もしも、史上最高じゃないという異論があったら、逆にその理由が聞きたいね。オオタニを最上級に賞賛する言葉がもう見つからない。私たちが今まで見てきたなかで最高の選手である、ということ以外に表現する方法がないんだ。本当に他とは違うんだ」