気づいたら最強世代に 2019年ドラフトの高卒世代が神すぎる件

タグ: , 2022/4/2

 野球界は、しばしば「世代」でくくられ、語られます。

 「松坂世代」に「ハンカチ世代」など、あるジェネレーションに好選手が集中することから、そんな名称がつきます。前者であれば、横浜高校のスーパーエース・松坂大輔が1998年の春夏甲子園で連覇を成し遂げ、ドラフト1位で西武ライオンズに入団。プロの強打者をきりきり舞いにさせたことが由来です。

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 打者なら「何とか松坂を打ってやる」、投手なら「どうすれば松坂に土をつけられるだろうか」と同学年の選手たちが切磋琢磨した結果、全体的なレベルも上がり、その世代が野球界を牽引する結果になった-。

 そんな現象が、再び起きています。

 「朗希世代」ともいえる、高卒プロ3年目を迎える選手たちが、各球団のプロスペクトとして期待されているのです。
 スポーツ紙のデスクは言います。

 「この世代では高校時代、大船渡の佐々木朗希が別格の実力を誇っていました。『令和の怪物』と呼ばれ、潜在能力は誰もが認めるところでしたが、心身も発展途上で甲子園にもたどり着けなかった。そんな中、甲子園でしっかりと結果を残し、対抗馬と目されていたのが星稜の奥川恭伸です」





 一方、東邦のエースとして2019年のセンバツ優勝投手に輝きながら、強打者としてトップの評価を得たのが石川昂弥でした。

 「ドラフトでは佐々木に4球団、奥川と石川には3球団の競合になった。佐々木がロッテ、奥川がヤクルト、石川が中日に行ったのは、みなさんご存じの通りです。この3人が抜きん出ていましたが、他の高卒組にも有望株がズラリいるんです」

 DeNAが単独で1位指名した森敬斗内野手は左足首のけがなどで現在、ファームでリハビリ中ですが、近未来にはハマのショートを担う逸材と目されています。

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