「ウィンブルドン2022」西岡良仁選手、ダニエル太郎選手ら日本勢の大会直前インタビュー
2022シーズンのグランドスラム第3戦「ウィンブルドンテニス」が6月27日に開幕する。
男子は大会4連覇を目指すN・ジョコビッチが大本命。今年の全豪・全仏覇者のR・ナダルや、C・ルード、S・チチパスら若手の活躍も見逃せない。女子は、大坂なおみが欠場を発表。現在35連勝中で世界ランキング1位のI・シフィオンテク、2019年の女王S・ハレプが優勝争いの本命だ。
開幕を前に日本人選手5人(西岡良仁、ダニエル太郎、土居美咲、本玉真唯、柴原瑛菜)にインタビューを行なった。
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西岡良仁選手
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Q.全仏以降、発熱もありましたが、どのような調整を?
(全仏後)もともとロンドン、イーストボーンに出場する予定でした。(3月下旬の)マイアミで右足首を痛めていて、全仏のジョコビッチ戦後も痛みがあり、しっかり治すためにロンドンは欠場し、インソールをつくったり、新しいトレーナーと(身体の)バランスの取り方の確認などに時間を費やしていました。イーストボーンでは体調を崩してしまい(発熱で欠場)、今もまだ完全には回復していませんが、少しずつ良くはなっています。
Q.ロシア・ベラルーシ勢がいない、ポイントも付与されない大会になりますが?
(ウィンブルドンの)スキップは考えましたが、この後もヨーロッパでチャレンジャー大会がありますし、出場することにしました。ポイントが付かないのはキツい部分もあります。ウィンブルドンの開催自体は良いことだと思います。やっぱり一番の聖地だし、得意なサーフェスではないですが、気持ちは上がります。
Q.1回戦で対戦するエミル・ルースブオリ選手について
自分が良い状態で彼と試合をできたことがないので(過去2度の対戦で敗れているが)苦手意識はありません。
ダニエル太郎選手
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Q. 全仏以降どのような調整を?
キャリアで初めて芝コートへの準備をしっかりしようと思い、クイーンズとマヨルカの2大会に出場してからウィンブルドンに来ました。芝にも慣れて良い準備ができていると思います。
Q.ロシア・ベラルーシ選手がいない、ポイントも付与されない大会になりますが?
もちろんポイントがないことは良くないこと。色々な判断があったと思うが残念な結果になった。(ネガティブな判断に対して)選手たちも今後どうしていくべきかは考えないといけない。モチベーションへの影響は全くないです。ポイントのプレッシャーがないという状況をうまく楽しんでいきたい。
Q,1回戦で対戦するセバスチャン・バエス選手の印象は?
(同じアルゼンチン人の)シュワルツマンに似ている印象。動きがよくパワフルなショットを持っている。今年良い結果を残しているし、タフな試合になる。自分もここ2、3戦で多くのことを学んだのでそこを生かして戦っていきたい。
土居美咲選手
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Q.全仏以降、どのような調整を?
(全仏後)日本に帰ってハードコートで練習しました。頭の中で芝の速い展開をイメージしながら練習に取り組みました。
Q.ロシア・ベラルーシ選手がいない、ポイントも付与されない大会になりますが?
もちろんポイントが付いてほしいとは思いますが、テニスの聖地ですし、私はテニスをする上でこの場所を目指してプレーしているので、モチベーションも変わらず前向き気持ちでここに来ました。
Q,1回戦で対戦するジャン・シューアイ選手の印象は?
ビッグサーバーでハードヒッター。芝という意味では素早い展開になる。失うものはないと思いますし、チャンスはあると思って戦いたい。