中日、正捕手争いはしばらく続く? 1軍キャンプ完走の「4人衆」中心に展開か

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■石橋康太(24歳):有望株から脱皮なるか

 持ち前の強肩強打ぶりで、12球団屈指の有望株と目されていた石橋も、気づけば7年目を迎えた。

 高卒新人で1軍デビューを済ませ、以降も1軍と2軍を行き来しながらキャリアを積むが、6年間で先輩たちの牙城を崩せず。昨季は1軍で11試合出場に留まっている。

 停滞感も否めないが、救いがあるとすれば、監督とバッテリーコーチ(大野奨太コーチ)がいずれも2軍から持ち上がりで昇格したこと。生真面目さと溌剌さは誰もが認めるだけに、有望株からの脱皮を果たすかは今季にかかっている。

■石伊雄太(24歳):新人でいきなり開幕スタメンも

 今回の春季キャンプで最もホットだった選手のひとりは、ドラフト4位・石伊だった。

 名門・日本生命で揉まれた実力は本物で、強肩を活かしたスローイングは1軍の中でもトップレベル。練習試合、オープン戦を通して盗塁阻止の場面が見られ、守備面はおおよそ問題ないように感じる。

 打撃は練習試合とオープン戦で10打数1安打と結果が出ていないが、しぶとさや小技の面で存在感。今後の動向によっては開幕スタメン抜擢もあり得る。

■「チームの勝利」を一つでも多く

 基本的には、ここまでで挙げた4人の誰かが正捕手を務めるだろう。彼らが1軍キャンプに選ばれ、そのまま完走したからだ。しばらくは固定せず、調子の良さや投手との相性を考慮していくのではないか。もちろん、2軍で過ごした加藤匠や味谷大誠、山浅龍之介、育成の日渡騰輝も虎視眈々とその座を狙っているはずだ。

 一つ言えるのは、誰が扇の要になっても「チームの勝利」が唯一にして最大のミッション。より多くの勝利をもたらすための「サバイバル」はこれからが本番だ。

[文:尾張はじめ]

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