角田裕毅、伝統のイモラで王者フェルスタッペンに肉薄! 本人が説いた“0秒092差”の意味「僕らが接近するのはいつもの話」

歴史あるイモラで好走を見せた角田。マクラーレン勢にも迫った24歳だが、当人は冷静さを失ってはいなかった。(C)Getty Images
名門での角田裕毅を続ける伝統のレース場で「ポジティブ」な走りを見せた。
現地時間5月16日、イタリアのイモラ・サーキットで今季のF1第7戦となるエミリア・ロマーニャGPが開幕。レッドブルの角田は、フリー走行2回目(FP2)で、エースドライバーのマックス・フェルスタッペンと0秒092差の8番手につけた。この差は現地時間3月27日の電撃昇格から5戦目で最も小さいものとなった。
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フリー走行(FP1)を16番手で終えた角田は、FP2では1分15秒827のラップタイムをマーク。20人中で8番手の好走で、F1の絶対王者でもあるフェルスタッペンに肉薄。トラフィックに苦労する場面は見られたものの、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が叩き出した最速タイムからも0秒534差と迫った。
この結果に本人も自信を口にする。初日後にF1公式サイトのインタビューに応じた角田は、「トップ5やトップ3ではないから、まだまだやるべきことはたくさんある」と前置きした上で「今日は全体的にポジティブな一日だったと思う」と振り返った。
また、操作困難とされ、定着に奔走しているマシン「RB21」にも徐々に馴染み始めている。角田は「明日までにしっかり仕上げる必要がありますが、自分たちの制限要素については理解しています。(アップデートパッケージで)最初のロングランを終えたばかりですが、そこでも弱点を確認できたのは良かった」と語った。