「正しい判断だった」マルコ博士が角田裕毅のレッドブル移籍に改めて言及 ローソンへの処遇については“降格”を否定「彼を見捨てた訳じゃない」

ポイント獲得に貢献する角田をマルコ博士は評価しているようだ(C)Getty Images
今季のF1は第6戦マイアミGPまでのスケジュールを消化した。レッドブルの角田裕毅、レーシングブルズのリアム・ローソンは、シーズン開幕から間もなく互いのシートが入れ替わることとなり、大きな注目を集めた。そのドライバー交代にかかわった1人であるレッドブルの顧問、ヘルムートマルコ博士が角田、ローソンに対し語ったコメントが伝えられている。
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伊メディア『FormulaPassion.it』が現地時間5月6日、マイアミGP開催期間中に公開されたマルコ顧問のインタビュートピックを掲載した。独紙『BILD』で行われたインタビューを引用する形となっている。
マルコ博士は角田、ローソンの交代については、「正しい判断だった」と断言しており、その理由として以下の様に語られている。
「ユウキの方がマックスと差が小さい。レッドブルでの2戦目にはすでにポイント圏内でフィニッシュしているし、素晴らしいパフォーマンスだった。あれが、我々が正しい選択をしたという証拠だ。最後に2台揃ってトップ10入りしたのがいつだったかなんて、もう思い出せないよ」
また、中国GPまで2レースにおける成績不振により、レーシングブルズに再加入となったローソンについては、「レッドブルのプレッシャーに耐えられなかっただろう。だからこそ、彼に代えて別のドライバーにシートを与えたのは正解だったと思う」とマルコ氏は述べている。