「物足りない内容だった」角田裕毅、凱旋グランプリはシビアな評価 「Q2がすべてを無駄にした」と切り捨てる一方で“許容”されるべきの声も
他に、米国メディア『Motorsport.com』も日本人ドライバーに厳しい評価を送る。「ユウキ・ツノダにとって、レッドブルでのスタートは理想的なものとは言えなかった」と綴っており、その上で、「序盤には有望な兆しも見られたし、少なくともマシンをコース上にとどめることはできていた。だが、週末全体を通じて事実上すべてを無駄にしてしまったのは予選Q2でのことだった」と主張する。
前日でのタイムの伸び悩みをフォーカスする同メディアは、「まともなラップをまとめることができず、Q1のタイムすら更新できなかった。そして、それはつまりまだ伸びしろがあることを示している反面、そろそろ結果を出し始めなければならないという現実もある」と見通すとともに、「初戦に関しては、少なからず“許容”されるべきだろう。なにしろ彼は、まずマシンに慣れる必要があったのだから」と擁護も。
だがその上で、「ツノダにはもっとマシンに乗る時間が必要。しかし、それを与えられる余裕はあるのか?」などと問いかけている。
大きく環境が変わり、1年ぶりの鈴鹿でのレースだったが、消化不良気味の結果となってしまった角田。週末に開催となるバーレーンGPでのパフォーマンスも引き続き、大きな注目を集めることになる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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