「チームメートみんなが認める4番が必要」 阪神・岡田監督が新4番に求める条件とは
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阪神は21日、高知県安芸市で行っていた秋季キャンプを打ち上げた。新任の岡田彰布監督(65)も攻守ともに手応えをしっかり感じた様子。虎党にとっても2005年にリーグ制覇した名将の現場復帰には期待の声も高まっている。V奪回を目指す来季はどんな野球を見せてくれるのか。岡田監督にCoCoKARAnextが独占インタビューを敢行。注目の第一回は「打者編」、秋季キャンプを行う中で見えてきた打撃面の課題やキーマンについて聞いた。
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岡田監督の本格始動ということもあり阪神の秋季キャンプは連日、熱が入った練習が行われた。守備に関しての意識づけや主力選手たちへ直接指導をするシーンも目立ったが、キャンプを振り返った岡田監督は、
「このキャンプは個々のレベルを上げるというか、選手を知る期間。今年僕が(評論家として)観てきたのと違う面を見せてくれる選手もいた。順調にいってると思います」と、選手たちの様々な一面を発見したキャンプだったという。
またキーマンの一人として注目されるのは、若き主砲候補、佐藤輝明内野手だ。佐藤輝はルーキーイヤーとなった昨季、球団新人最多となる24本塁打をマークするなど、鮮烈な印象を残した一方で、2年目は伸び悩んだ。佐藤輝の課題に関して岡田監督はこう話す。
「この2年間見て能力があるのは分かっているけど、まだまだ活かしきれていないというか、もっとホームランの数にしても伸びるはず」とキッパリ。具体的な課題に関しては「ステップの幅が小さいと思う。グリップが耳くらいで、高い。肩くらいまで下ろして、レベルに打てるように。どっしり感が欲しい」と改善を求めた。