楽天・下克上のキーマン浅村は「自分で選んだ道で自分らしく」岩村明憲キャンプレポート3
岩村明憲のプロ野球キャンプレポート第三弾。
2月23日に行われたオープン戦初戦では、エース菅野擁する巨人を破り白星発進。25日の練習試合では昨年のセ・リーグ覇者の広島に快勝、そして26日のソフトバンク戦では開幕投手候補の千賀を打ち崩し、波に乗る東北楽天ゴールデンイーグルス。
昨年はリーグ最下位に沈んだチームが、絶好調のワケとは?
ヤクルトスワローズやメジャーリーグ、日本代表で活躍し、現在はBCリーグ福島レッドホープスで監督兼球団社長を務める岩村明憲さんに、沖縄で行われている楽天のキャンプを視察して感じたポイントを聞いた。
石井一久GMの積極補強
視察に行った時はちょうど楽天と阪神の練習試合でした。練習の様子などは見ることができませんでしたが、西武からFAで新加入の浅村栄斗やベテランの渡辺直人、地元愛媛の後輩の福井優也とかには会ったので、他愛もない雑談をしました。仕上がりは順調だと思います。
平石監督とも試合後に話をしました。「自分が一番若い監督なので、難しいところもあると思う。でも、石井(一久)GMにうまくやらせてもらっている」と話していましたね。
昨シーズンは最下位に沈んだ楽天ですが、石井GMの手腕や人脈でオフに大補強を行いました。
外国人野手もいいですが、何と言ってもやはり浅村の加入が大きいですね。彼はプレーはもちろん、性格も真面目なので、チームに影響を与えるキープレーヤーになると思います。FAで複数チームからオファーがあったなかで選んだ楽天です。自分で選んだ道なので、よそいきの野球をしないで自分らしい野球をすれば何も問題ないです。
ただ、浅村の加入というプラス要素以上に、ピッチャーをどうしていくかが大事です。則本と岸に続くピッチャー、新しい活きがいい選手が出てくるかというところ肝になります。広島からのトレードで新加入した福井優也とかが、チーム内の競争に勝って、そういうところに入っていければいいと思いますね。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]