中日・根尾昂の二刀流挑戦は是か非か 「まずは一刀流からでは」と現場からの声
この日、一番の盛り上がりだったと言っても過言ではないでしょう。5月29日、京セラドーム大阪で行われたオリックス・中日戦の8回裏、中日の根尾昂がプロ入り後2度目のマウンドに上がったのです。
【関連記事】「これは反則!」巨人ナインも思わずガン見した「きつねダンス」の魅力とは
オリックスが8点リードとワンサイドの展開。中日の立浪監督は「(投手を)1人でも投げさせたくないというのはあった」と起用の意図を説明。根尾はMAX150キロのストレートで押し、スプリットも披露するなど1イニングを1安打無失点の好投。これでプロ初登板となった5月21日、敵地での広島戦から数えて、2試合連続のゼロ封マウンドを披露しました。
担当記者は言います。
「中日の投手陣で150キロを計測できるピッチャーはほんの一握り。正直、根尾の潜在能力には度肝を抜かれています。しかし、今季は20試合に出場し、打率2割1分2厘、0本塁打、4打点(30日現在)と精彩を欠いている。まずは『本職』で結果を残すことが先決というのが、偽らざる感想です」
その日の午前中にオンエアされたTBS「サンデーモーニング」にゲスト出演した元中日監督の落合博満氏は、根尾の二刀流について聞かれると、「いやあ、どうなんですかね」と思わず苦笑。「どっちつかずになっちゃうんじゃないですかね」と心配の声を寄せていたのも印象的でした。
1 2