中日の根尾昂の二刀流への本格転向はあるのか? 聖地・甲子園での2軍戦でプロ初登板はしたが・・・
中日の根尾昂外野手(22)の二刀流起用が注目を集めている。5月8日に甲子園球場で行われたウエスタン・リーグの阪神戦で救援でプロ初登板。2/3イニングを投げて3安打1失点ながら1個の三振を奪い、最速は自己最速タイの150キロをマークした。
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この試合は「2番・遊撃」でスタメン出場していたが、6点をリードしていた9回に投手としてマウンドを任され、打者5人に対し、20球を投げた。二刀流はエンゼルスの大谷翔平選手がメジャーを席巻して話題となっており、すわ根尾もかと期待を集めたが、中日球団の思惑は違うらしい。
国内メディアによると、片岡2軍監督は試合後に「ずっと機会があればと思って、立浪監督、落合ヘッド兼投手コーチとも話していた」「彼の才能、可能性を広げたり、見つけたりするために投げさせました」などと語っていたが、立浪監督は「気分転換に投げさせた。二刀流というのは投手も良くて、打者も良くてですから。今はしっかり野手として守備とバッティングをやってもらえればいい」。本格的な挑戦ではないことを念押しした。
ただし、今回のように内外野の守備からリリーフで投手に起用する可能性は今後も考えられるという。中日でエースとして活躍した吉見一起氏は自身のYouTubeで「2桁勝つとか完封するとかは難しいかもしれないが、1イニングを投げ切って零点に抑えることは十分あり得るんじゃないか」と持論を展開した。