中日の根尾昂の二刀流への本格転向はあるのか? 聖地・甲子園での2軍戦でプロ初登板はしたが・・・

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 中日ファンで知られる落語家の立川志らく氏も自身のYouTubeで「根尾ほどのスター性を持った選手は二刀流にしちまえばいいと思うんだ」と訴え、スポーツ紙のコラムでも代打で起用し、そのまま投手としてマウンドへ上げる「途中出場二刀流」を唱えている。実際に延長戦になって投手が足りなくなる場合に起用する機会が出てくるかもしれない。

 日本の1軍の公式戦で野手登録で投手として登板したのは2000年の嘉勢敏弘外野手(当時オリックス)が最後だが、中日は二刀流では一日の長がある。戦前、戦後にかけて所属し、ともに永久欠番になっているレジェンド選手の西沢道夫、服部受弘は投手兼野手としてプレーした。

 立浪監督が危惧するのは二刀流による「一石二鳥」のメリットよりも「あぶ蜂取らず」になるデメリットだ。まずは打者として結果を残し、1軍に定着しない限り、根尾の二刀流は日の目を見ない。

 プロ4年目の今季は外野手登録でスタートを切ったが、指揮官の意向でシーズン途中に元定位置の遊撃手に再転向した。根尾本人もレギュラーへの近道が何かを分かっているはずだろう。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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