「公平さは失われた」ACLEで相次いだ東アジア勢の衝撃大敗 “サウジ勢贔屓”の異質な体制に韓国メディアは苦言「横浜は落ちた」

タグ: , 2025/4/28

 かくいう韓国勢もサウジアラビア勢に大敗を喫した。現地時間4月25日に行われた準々決勝で、横浜と同様に敵地でアル・ヒラルと対戦した光州FCは0-7と惨敗。世界に小さくない波紋を呼んだ。

 相次ぐ東アジア勢の完敗とあって、韓国メディアでは大会を組織するアジアサッカー連盟(AFC)の運営方法に苦言が呈されている。『SPOTV NEWS』は準々決勝以降の“中立地”一斉開催に「アジアチャンピオンズリーグに基盤はない。彼らは明らかにサウジを支援している」と断言。「大金持ちなら大成功できる。サッカーの基礎は消え、今ではサウジアラビアのための大会になっている」と嘆いた。

 さらに中東勢優位とも言える現行のコンペティションについて「チームの規模だけでなく、資金が多ければ競争で有利になる」と指摘する同メディアは、AFCのあり方を糾弾している。

「準々決勝に進出した全チームは、中立地開催という名目で、ある国で1試合を戦うことになる。そしてその国はサウジアラビアだ。これは理解できないやり方だ。ホーム&アウェー形式は消滅した。それは、サウジアラビアのクラブが絶対的に有利な立場を占めざるを得ない構造だ」

「この大会の名前は『アジア・チャンピオンズリーグエリート』だ。アジア各国のクラブが集まり、公平に競い合う大会だ。しかし、公平さは失われた。彼らは大会開催権を、資金力のあるサウジアラビアに売った。これは、公平性を保つために準決勝がホーム&アウェーで行われ、決勝が中立スタジアムで開催される欧州の大会とは異なる。UEFAの運営方法に倣って全面的に見直しを図ったが、結局は根拠のない大会になってしまった。何よりもカネがたくさんあれば勝てる」

 中東勢にとって有利となるサウジアラビア開催、それもワンゲームマッチとあって、不平不満が噴出しているACLE。そうした体制を見ても、横浜の大敗は必然だったのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「お金だけならサウジ」と語ったメッシの獲得を成功させた理由を米オーナーが激白 日本も参考したい「アプローチ」とは

【関連記事】“先進国”日本を手本とする「課題」 大黒柱ソン・フンミンも訴える韓国サッカー界の苦境「恥ずかしくて悲惨な事態だ」

【関連記事】日本が“史上最速”でW杯出場を決めた一方…韓国は「ため息をつくしかない」 現地メディアが“対照的な一日”に嘆き「呆れて物も言えない」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム