元F1ドライバーでパラリンピック3大会連続金を目指す「不死身の男」が事故で重症に・・・
ザナルディはハンドサイクルで富士スピードウェイのコースを周回(BMW提供)
自動車レースと平行して挑んでいたのがハンドサイクルだ。12年のロンドン・パラリンピックではタイムトライアルとロードレースの2種目で金メダルを獲得し、続く16年のリオデジャネイロ大会でもタイムトライアルで金メダルを射止めた。次の東京大会への出場も目指していたという。
昨年11月には東京五輪とパラリンピックの自転車競技の会場に決まっている富士スピードウェイ(静岡)に姿を見せた。日本のスーパーGTとドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)の交流レースにBMWのドライバーとしてゲスト出場。大会前には下見を兼ねてハンドサイクルでサーキットコースを周回した。
1999年にザナルディが在籍したF1の名門チーム、ウィリアムズも「アレックスはいつまでもファイターだ。強く生きてくれ、頑張れ」と応援メッセージを寄せた。F1やCARTで取材した時は、気難しいところはまったくなく、フランクに質問に答えてくれた。東京パラリンピックでの雄姿を見たいところではあるが、それよりもまずは命だけは助かってほしい。不死身の男の不死身ぶりを信じている。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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