今季最多貯金、同地区2位と僅差、それでも遠いエンゼルスのプレーオフ進出。異常な地区間のバランス崩壊が重たい扉に
大谷は本塁打王争いを展開し、満票でア・リーグMVPに選出された2021年の9月、「もっともっと楽しい、ヒリヒリするような9月を過ごしたい。クラブハウスでもそういう会話であふれるような9月になるのを願っている」と勝利への思いを口にした。消化試合が続く中、個人タイトルしか見所がない戦いに辟易としているようにも映った。
チームが貯金をキープしても、上記の東地区の強豪たちを上回らないことには、道は開かれない。今季終了後にFAとなる大谷の引き留めには、大谷が望む「ヒリヒリした戦い」であるプレーオフ進出を、必要条件の一つに挙げる識者も多い。エンゼルスにとってどこまでも遠いプレーオフ進出。これまでの8年間以上に、そこを渇望して挑む残り約100試合になる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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