横浜DeNAベイスターズのドラフトの歴史を振り返る!「神ドラフト」「残念ドラフト」はいつ?
◆残念ドラフト=2001年
1 秦裕二(智弁学園)投手
3 小田嶋正邦(東海大)捕手
4 岡本直也(岡山理大付)投手
5 田崎昌弘(JR九州)投手
6 千葉英貴(日大三)投手
01年はドラフト1巡目で寺原隼人(日南学園)を抽選で外し、秦を指名。高卒1年目でプロ初勝利を挙げたものの通算9勝に終わった。チーム関係者が「狙っていた選手がことごとく先を越された」という言葉通り、目立って活躍できた選手はいなかった。翌02年に最下位へ沈んで暗黒時代に突入する、節目の年でもあった。
ほかにも外れ年は多い。03年は自由枠の森大輔が1軍登板なし、吉川輝昭、牛田成樹も短命に終わった。07年は即戦力で期待された小林太志、桑原謙太朗が伸びず、高校1巡目の田中健二朗も芽が出るまで苦労した。
【総評】
00年代は残念なドラフトが多かったが、潮目が変わったのは、11年オフの親会社変更(TBS→DeNA)だろう。新監督に中畑清氏を迎え、意識改革し、負け犬体質を一掃。伸び悩んでいた筒香、梶谷ら野手陣を開花させた。
上位進出への課題は投手陣だったが、ドラフト戦略も見直され、14年山﨑から続けて1位指名した大学生投手が驚異的な当たりっぷり。15年今永、16年浜口、17年東、18年上茶谷がそろって1年目から活躍し、投手層が一気に底上げされた。ウイークポイントを埋めるドラ1が安定して戦力になり、チームの立て直しが成功した典型だろう。
17年にはシーズン3位からCSを勝ち上がって日本シリーズに進出。球団改革と近年のドラフト成功で戦力が整いつつあり、98年以来の優勝を見据えている。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]