「とにかく球が速い選手を…」前半戦首位ターン 快進撃続くオリックス 球界OBが明かした「スカウティング秘話」とは
選手起用も高く評価されている中嶋監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
オリックスは前半戦83試合を49勝32敗2分けの貯金17とし、首位ターンで折り返した。
前半戦最終となった7月17日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発した球界注目の右腕、山下舜平大は自身初となる地元福岡での登板に7回2安打無失点8奪三振の快投で8勝目を挙げた。
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最速158キロの直球とカーブ、フォークなど変化球を織り交ぜて、ソフトバンク打線を散発2安打に封じ込め、最後まで二塁を踏ませなかった。
打線では育成上がりの助っ人、レアンドロ・セデーニョが2戦連続となる決勝のアーチをかけた。ベネズエラ出身、5月に育成から支配下を勝ち取ると、7月に入ってからは11戦5発と絶好調、チームを支えている。
目標としているリーグ3連覇に着々と歩みを進めるチームでは絶対エースの山本由伸を筆頭に新星の山下、左腕エースの宮城大弥、中継ぎ陣も山崎颯一郎、宇田川優希など常時150キロ超えの速球派が目立つ。先発、救援陣ともに安定したピッチングスタッフは他球団垂涎のラインアップを誇るが、これだけの選手をいかに集めるか。球団のスカウティング手法に関しても球界内から様々な考察の声があがっている。
かつて中日のエースを務め沢村賞など数々のタイトルを獲得した野球解説者の川上憲伸氏は自身のユーチューブチャンネル「カットボールチャンネル」で7月3日までに更新した動画内でオリックスの育成方針について中日OBの中村武志氏と意見を交わしている。
動画内では育成の上手なチームの話題について、川上氏は「オリックスがすごい。どんどん(凄い選手が)わきでてくる」とコメント。