タンパク尿の原因は更年期?

タグ: , 2026/3/27

“タンパク尿”と”更年期”の関係性

更年期以降になると、咳やくしゃみの時に漏れる腹圧性尿失禁や、急に強い尿意があり漏れてしまう切迫性尿失禁は増加傾向にありますが、尿漏れとタンパク尿は直接には関係ありません。

しかし更年期以降になると女性ホルモンの低下によりGSM(閉経関連尿路性器症候群)が50%の女性に起こり、腟や外陰の粘膜や皮膚が弱くなり、再発性膀胱炎や細菌性腟症の発症が増加します。

炎症があると粘膜の脱落や白血球増加が起こります。
白血球は細胞で、細胞はたんぱく質でできています。
それで「腎臓から出たタンパク」ではなく、「出口付近で混ざったタンパク質(粘膜や白血球など)」が入ってしまい、結果として「タンパク尿(陽性)」と判定されることがあり、この場合は検査上の「偽陽性」となります。

疑わしい場合は、尿カップに自排尿で採尿するのではなく、カテーテルで尿を採る導尿による検査が必要になります。

タンパク尿を指摘されたからといって、すぐに「人工透析が必要な重い病気だ!」と心配する必要はありません。

一時的なもの(生理的タンパク尿)かどうかを確認するため、日を改めてもう一度検査することが大切です。

さらに経過観察が必要なタンパク尿だった場合には、定期的に通院するとともに、家庭での血圧測定や減塩、脱水予防のための充分な飲水などの生活習慣の確立が必要です。





[文:フェムゾーンラボ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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関口 由紀

関口 由紀

女性医療クリニックLUNAグループ理事長、
(株)フェムゾーンラボ社長、
日本フェムテック協会代表理事

医学博士、
経営学修士、
横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学講座客員教授

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、
日本性機能学会専門医、日本排尿機能学会専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医

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