データから振り返る シーズン途中の監督交代って効果あるの?

タグ: , 2020/8/27

【中日】
◆2003年9月
(前任)山田 久志.492(59勝61敗)5位
(後任)佐々木恭介.737(14勝5敗1分)2位
翌年監督→(交代)落合博満

◆2016年8月
(前任)谷繁元信.426(43勝58敗3分)5位
(後任)森 繫和.385(15勝24敗)6位
翌年監督→(続投)森繁和

【ヤクルト】
◆2010年5月
(前任)高田 繁.289(13勝32敗1分)6位
(後任)小川淳司.621(59勝36敗3分)4位
翌年監督→(続投)小川淳司

<計11度データ>
(オリックス4、横浜2、中日2、西武1、楽天1、ヤクルト1)
◆成績アップ→9度
◆勝ち越し→4度
◆順位アップ→5度
◆翌年続投→7度

 データを見ると、交代後に成績が上がったケースは11度中9度。シーズン途中の監督交代は、数字上では高い確率でチームを上向かせている。将来を見据え、翌年続投も7度と多い。

 監督代行で勝率5割を上回ったのは4人。いずれも交代前の順位は5位か6位、借金だらけのチームを再生しただけに手腕が評価される。10年ヤクルトの小川監督代行は貯金23をつくり、借金19を返済。最下位からクライマックスシリーズを争うまでに躍進させた(結果は4位)。08年オリックスは、大石監督代行が貯金14をつくり、5位で受けた順位を2位まで押し上げた。両者はいずれも翌年、監督に正式就任した。

 一方、代行時代の好成績が翌年続投につながるとも限らない。03年中日は、佐々木恭介氏が監督代行で貯金9をつくり、5位から2位へと浮上させたが、翌年の監督は落合博満氏だった。12年シーズン途中から監督代行になったオリックス森脇浩司氏は翌年監督になったが、15年に成績不振でシーズン途中で休養。監督代行する側も、される側も味わった。

 監督交代が目立つのはオリックス。ここ20年で5度目と突出して多く、監督人事に苦労させられていることがわかる。今回、中嶋監督代行はバトンを受けた時点で借金17(16勝33敗4分、.327)の最下位。近年続いてきた悪い流れを断ち切ることができるか。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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