オリックス・金子千尋が就任直後の西村監督に直訴した事
2014年、ソフトバンクに敗れ優勝を逃した夜、福岡の地で金子投手と糸井選手と食事に行きました。誰よりも何よりも悔しがっていたのは生え抜きの大エース金子千尋でした。今でも鮮明に覚えています。
これまでメディアに対して多くを語らないようにも見える金子投手。
口で発する言葉よりも、何よりも結果で、優勝という結果で、自らの姿で示したいという思いからでした。
来年36歳。
残りの野球人生は少ないと本人は語ります。
決して恵まれた身体とは言えない中で、試行錯誤を繰り返し、苦しみや悔しさを隠し、努力を続けてきた結果の120勝。このオフ、日本とアメリカでの例年にはない積極的なトレーニングによって飛躍的に身体の状態が上向いている金子千尋投手。今の状況を潜り抜けた先に、金子千尋らしい躍動感あふれる投球フォームから抜群のキレを見せるボールを投げ込んでいる姿が僕はイメージできます。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/田中大貴]
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