昨季防御率6点台の元NPB助っ人が覚醒! 韓国メディアがKBOで“無双”する背景を指摘「堅い組織の日本では苦労した」
日韓両リーグの違いはある。ただ、それを差し引いても、防御率6.72、WHIP1.61と精彩を欠いた楽天時代を思えば、一大ブレイクといえよう。
ではなぜ、ポンセは韓国入りを決意し、KBOで花を咲かせたのか。全国メディア『is Plus』は「日本ハムと契約する以前からポンセは韓国球界で注目される存在だった。しかし、あまりにも大物で、まさに『絵に描いた餅』だった」と言及。以前から複数のKBO球団が獲得に関心を示していた舞台裏を明かした。
その関心は楽天で低調なパフォーマンスが続いた中でも薄れなかった。とりわけ熱心にスカウティングを続けていたのが、最終的に契約を取り付けたハンファで、「ポンセは体調面に懸念があった選手だが、ハンファのスカウトたちは日本の二軍戦も視察。そこで活躍する確証を得ていた」という。
同メディアは、「ハンファの関係者たちはありとあらゆる方面から探りを入れ、NPBで彼が再契約をしない状況を把握するべく石橋を叩き続けた」と指摘。今のブレイクに至る背景をまとめている。
「自由奔放な性格の持ち主でもあるポンセは、やや堅い組織の文化がある日本では苦労したが、韓国では違った。治療した怪我も大きな問題はないという結論を下したハンファは難関を一つずつ取り除いた。だから、獲得を躊躇する必要はなかった。あとは本人が韓国行きを決意するだけだった」
怪我もあって、日本では躓きもしたポンセ。そこから活躍の場を変え、再起を遂げた姿は、頼もしい限りである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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