ドジャースの止まらぬ大補強はズルいのか? 36歳MLB右腕が辛辣反論「文句言ってる連中は働いた経験がない」「自分のオーナーに怒れ」
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ドジャースからFAとなったケリー。しかし、彼は古巣の補強に不満はないと言う。(C)Getty Images
昨シーズンにワールドシリーズを制したドジャースは、昨オフに続いて今オフも大型補強を進めている。
昨年12月に2度のサイ・ヤング賞受賞実績を誇る左腕ブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約273億円)の大型契約を締結。そこからマイケル・コンフォート、タナー・スコット、そして佐々木朗希と矢継ぎ早に契約し、総額12億2600万ドル(約1772億5000万円)を投じた昨オフと同じく目を見張る補強に成功した。
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球界の「銀河系軍団」の異名を欲しいままにするドジャース。湯水の如く湧き上がる資金力と「後払い」などの巧みな戦略を用いた補強は見事と言うほかにない。しかし、一方で広がる戦力格差に不満も噴出。一部のファンや識者は戦力の均等化を図る意味でのサラリーキャップ制を求める意見も唱えている。
無論、ドジャース側の人間からは球団への“逆風”に異論が上がっている。現地時間1月20日に米ポッドキャスト番組『Baseball Isn’t Boring』に出演した今オフに同球団をFAとなったジョー・ケリーは、「たぶん文句言ってる連中は人生で一生懸命に働いた経験がない人たちだよな」とチクり。さらに歯に衣着せぬ言動で球界を賑わせてきた36歳は、「ドジャースがビッグマーケット球団だからということは関係ない」と持論を続けている。
「あらゆるスポーツのオーナーは、どんな人だろうと、とんでもない大金を持ってる。だから、みんな同じ土俵にいるんだよ。それなのにサラリーキャップが必要だとか考えている人がいる。まぁつまりは平等だってことだよ」
さらに「資産の差が気になるなら億万長者の仲間を呼んでグループを作ればいい。結局、大半のオーナーたちのチームを保有したい理由は友だちに自慢したいからなんだよ」と辛辣に意見したケリーは、ドジャースが展開する補強の正当性を主張した。