球史に残る異色の経歴「隠し玉」ドラフト史 スーパーのレジ打ち、ガソリンスタンド店員・・・

タグ: , , 2022/7/18

④ 大工
田畑一也といえば、ヤクルト野村克也監督のもとで先発投手として開花し、「野村再生工場」の象徴的存在だが、プロ入り前は大工だった。社会人時代に右肘を故障し、野球の道を1度は断念。実家の工務店で働いていたとき、ダイエーホークスの入団テストを「遊び気分」で受けたところ、受験者約200人の中で唯一合格。91年ドラフト10位で指名されて入団した。ダイエーでは2勝と伸び悩んだが、移籍先のヤクルトで96年12勝、97年15勝を挙げて優勝に貢献した。プロ通算166試合37勝36敗1セーブ、防御率4.14。

⑤ ガソリンスタンド店員
女子アナ大橋未歩さんと以前結婚していたことでも知られる城石憲之は、もともとフリーターだった。春日部共栄高(埼玉)で甲子園に出場し、青学大に進学するも体育会特有の上下関係についていけず、退部。大学にもいかなくなり、ガソリンスタンドのアルバイトで生活し、野球から2年間離れた。野球への気持ちが再燃し、バッティングセンターなどで練習を再開。日本ハムの入団テストに合格し、94年ドラフト5位指名を受けた。、野口寿浩との交換トレードでヤクルトへの移籍をきっかけに出場機会を増やし、堅守の内野手として活躍。プロ通算817試合376安打25本塁打133打点、打率.234。

⑥ ソフトボール
日本ハムが11年ドラフト7位でサプライズ指名した大嶋匠(早大ソフトボール部)は、野球ファンの度肝を抜いた。中学から大学まで一貫してソフトボール選手。プロ入り前に硬式野球の経験がない。小学で軟式野球をしていたが、中学に野球部がなかったためソフトボール部へ。新島学園高(群馬)時代は総体、国体で優勝し、早大では公式戦13試合連続本塁打を記録するなど大学通算80本塁打の大砲だった。プロ入り後はソフトボールと野球の違いに苦しむも、1軍で初安打初打点も記録した。プロ7年間で通算15試合3安打1打点、打率.167。

⑦ 教習所の教官
15年ドラフト6位でロッテから指名を受けた信樂(しがらき)晃史投手は、自動車教習所で教官をしていた。日南学園高(宮崎)、福岡大を卒業後に自動車教習所を運営する宮崎梅田学園へ就職。教習所の教官として勤務しながら、同社野球部で練習した。JR九州の補強選手として都市対抗野球にも出場。最速は147キロ。 プロ入団後は「教官」のニックネームで呼ばれたが、1軍登板の機会はなく、わずか2年で戦力外を通告された。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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