井上中日 甲子園で11連敗 打順シャッフル示唆 響いた「記録に出ないミス」「1割打線の苦しさ」

11日のゲーム、7回に代打、中田を告げる井上監督(C)産経新聞社
3年連続最下位の中日が開幕早々、苦しんでいる。
中日は11日の阪神戦(甲子園)に3-6と敗れた。エースの高橋宏斗が4回9安打5失点で2敗目、チームは昨年も0勝10敗1分けと1勝もできなかった、阪神本拠地・甲子園での戦いを落とし、連敗記録は11まで伸びた。
初回に上林誠知の2ランで先制。幸先良くスタートを切るも、その裏に高橋が阪神打線につかまる。
一死後、中野拓夢に右前打を浴びると、佐藤輝明にも右翼に二塁打を許し、一死二、三塁。迎えた森下翔太にセカンドの頭を越える2点適時打を浴び、2-2の同点となる。さらに大山悠輔にも中前打、前川右京には三塁線を破る二塁打を浴び、この回は5連打の猛攻をうけ、一挙4失点となった。
エースの高橋は今季最短となる4回9安打5失点KO。開幕から3戦連続勝ち星なしと球界を代表する右腕が苦しんでいる。
しかしそれよりも深刻なのは打線だろう。初回に2点を奪い、5回にも1点を奪ったが反撃はそこまで。開幕から「4番・三塁」で先発する石川昂弥は3三振含む、4打数無安打、打率「.160」と低迷。起爆剤として期待される新助っ人、ジェイソン・ボスラーを「5番・一塁」で起用するも4打数無安打2三振、この日は3~6番までで10三振。試合後には井上一樹監督も打順のテコ入れを示唆したとする。
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