立浪中日 泥沼5連敗で3位転落 13試合連続ホームランなし&23イニング連続無得点 チームの危機に待たれる「救世主」の存在
何よりも一時は快進撃を続けていた打線のつながりを欠いているのが深刻な状況を招いている。
好調時は、1番・三好、2番・田中が塁に出て、中軸で点を奪う形ができていたものの、この試合では上位打線が作った4回のチャンスに一死三塁からカリステが遊ゴロ、続く中田が同じく遊ゴロに倒れ、得点を奪えなかった。4番の中田はここ最近5試合の打撃は17打数3安打、打率「.176」、本塁打0と湿りがち。同じく中軸を打つ細川は18打数6安打、打率「.333」と内容はそこまで悪くないが、チームを勝たせることができていない。
先に開幕から3番を務め好調だった高橋周平を故障で欠き、ベテランの中島宏之もプレー中の負傷で登録抹消されたばかり。一時より打線に厚みがなくなっていることで”救世主”の存在が待たれている。
現在2軍で調整中のダヤン・ビシエドはくしくも23日に行われたウエスタンリーグ・阪神戦でファーム2号となるソロを打ったばかり。6回に阪神先発、及川雅貴の初球直球をしっかり捉えて、左翼へ運んだ。この日の第1打席では二塁打を放つなど状態を上げてきている。ほかにも昨季4番を任されたこともある若きロマン砲、石川昂弥もこの試合では9回に1号3ランを放っている。チーム合流につながるか、ともに注目の存在となりそうだ。
8年ぶり単独首位でファンを喜ばせたのはつい最近のこと。2年連続最下位からの巻き返しを誓う中、このままずるずる負けるわけにはいかない。投打を立て直して、食い下がれるか。立浪監督の「次の手」に注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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