侍メンバー漏れの田中将、青柳、菊池涼、浅村…「落選」と「辞退」では大違い
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3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ出場する日本代表「侍ジャパン」の内定メンバー全30選手がメディアで明らかになってきている。現役メジャーリーガーの参戦による豪華布陣だが、長く代表に貢献してきたビッグネームのメンバー漏れも目立つ。
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「辞退」を表明したのが、ソフトバンク・柳田悠岐(34)、巨人・坂本勇人(34)、オリックス・森友哉(27)だった。21年東京五輪で金メダル獲得に貢献した柳田と坂本はコンディション不良が主な理由。西武からFA移籍したばかりの森は、新天地で捕手としての準備に注力することを選択した。「代表で迷惑をかけたくない」という思いもあれば、レギュラーの確約もない状態で実戦機会が限られる調整の難しさもあり、事情はさまざまだろう。侍ジャパンの抑え候補とみられていた西武・平良海馬(23)も、チームで先発に転向するため、代表「辞退」の意向を明かしている。
一方で侍ジャパン入りを熱望しながら「落選」したとみられる選手も多い。楽天・田中将大(34)はかねてから強い出場意欲を隠さず、7日の契約更改後にも「選ばれたい」とラブコールをおくったが、吉報は届かなかったようだ。国内外の経験が豊富で、日米通算190勝の実績も現役ナンバーワンだが、ヤンキースから楽天入りしたここ2年の成績が4勝9敗、9勝12敗と精彩を欠いていた。