マスク姿で陣頭指揮するホンダの田辺豊治テクニカルディレクター(ホンダ提供)
サーキットは標高が高く、空気の薄いレースでの相性の良さが喧伝されていた。それだけにホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは「3台リタイアという非常に厳しい結果となりましたが、発生したトラブルをすべて解析し、対策を打った上で、来週末に行われるレースに臨みます」とマシントラブルが出たことに悔しさをにじませた。
優勝はメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)で、2位はフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)。3位には自身初表彰台となるランド・ノリス(英国)が入った。ちなみにハミルトンは2番手でゴールしたものの、レースタイムに5秒が加算されたことで4位に沈んだ。チェッカーを受けたのは出走20台中11台(完走扱いは13台)だった。
次戦の舞台もレッドブルリンクだ。今年は当面は前半8戦の日程が固まっており、オーストリアと英国で2週連続開催のダブルヘッダー戦が実施される。同一サーキットでの2週連続開催はF1史上初。F1は1国1開催が原則とされており、12日決勝のオーストリア2戦目はサーキットのある州名を使って「シュタイアーマルクGP」の名称で開催される。
決勝終了後はホームストレート上に表彰台が設営され、そこでマスク姿の選手3人がシャンパンファイトを繰り広げた。通常はピット棟の上に表彰台は用意されるが、ソーシャルディスタンスを踏まえると、コース上でそのまま実施する方が理にかなっている。それにサーキットが大都市から離れた山間部にあったために、大きなトラブルも起きなかった。今のところ関係者のコロナ感染の知らせも届いておらず、無観客興行としては成功したとみられる。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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