F1日本GPが来季は初めて春開催に 当初はフォーミュラE日本戦と日程が重なっていた
ただし、台風シーズンのため悪天候でレース運営に影響が出ることもあり、2014年にはジュール・ビアンキが重機にクラッシュする大事故が起き、懸命な治療のかいもなく、帰らぬ人に。19年には台風で予選を含めた土曜の走行セッションが中止となった。F1側には台風シーズンを避けて春開催にしたい腹づもりもあったという。
開催日の変更で思わぬ調整を強いられた。来年は東京・有明地区で電動車のフォーミュラE世界選手権の日本戦が初開催されることになったが、当初は日程が重なっていたという。フォーミュラEは土曜開催の3月30日で、F1日本GPは3月29~31日の予定だった。
鈴鹿サーキットもかつては2輪のロードレース世界選手権日本GPを春先に開催しており、桜の咲くなかバイクが疾走する光景が風物詩になっていた。鈴鹿側もF1を桜の開花も見込める春休みの時期に開催したかったようだ。
が、日程重複した場合は決勝日がずれているとはいえども、両方のレースをダブルで生観戦したいモータースポーツファンにとっては大きな痛手。観戦客が分散されることもある。そこでF1を1週遅らせることで決着がつき、2週連続でフォーミュラカーの世界選手権が日本で行われるという形となったという。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
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