新庄ハム 指揮官の「近藤決別発言」が波紋 背景にある「あきらめモード」とは
さらに、続けて「今川くん、万波くん。面白いのが阿部くんっていう育成の子、足速い。で、ここに俺アルカンタラも持っていきたいと思ってる。で石井くんも外野、中島くんも外野」と外野手だけで総勢１１人の名前を挙げ、期待の言葉をかける場面も。これには話を聞いていた森本氏から「何人いるんすか外野」と突っ込まれたが、問題なのは、この構想に「近藤」の名前が含まれていないことにある。
新庄監督は先月２０日のドラフト会議後に出演したテレビ番組の中でも来季の外野構想について「近藤抜き」で話したことがある。
そのときもネット上では日本ハムファンを中心に「近ちゃんの名前は！？」と悲鳴が飛び交ったが、同様の発言を繰り返していることで、指揮官のチーム構想ではすでに「近藤抜き」で動き出していることが浮き彫りになった。
渦中の近藤は１０日に行われた侍ジャパンの強化試合でも村上に代わって４番に座り適時打を放つなど、存在感を示している。近藤の獲得をめぐっては日本ハムを含め、パ・リーグ５球団が獲得を目指す大争奪戦となっているが、指揮官の姿勢を見る限り、すでにその目は次を向いているようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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