日ハム、中田移籍後も低空飛行でファンから嘆き 球団の姿勢にも疑問の声
暴力行為を起こした中田翔内野手(32)が巨人へ電撃トレードとなった後の新生日本ハムの戦いぶりがさえない。悲惨な戦いぶりにファンから「やる気あるのか!」と悲痛な声が上がっている。
注目を集めたのは中田の移籍が発表された20日のゲーム。本拠地札幌ドームに楽天を迎え、仕切り直しとなった一戦は何ともあっけない幕切れとなった。
3―3の同点で迎えた9回。中前打で出塁した代打のR・ロドリゲスの代走として杉谷が出場。一死一塁の場面で続く代打・郡が左飛に打ち取られると、一塁走者の杉谷が二塁にタッチして一塁へ帰塁。しかし、一度踏んだ二塁ベースを踏み直さずに空過して一塁に帰塁したとして、楽天のアピールプレーでアウトとなった。
栗山監督がリクエストを要求したが、判定は変わらずに併殺プレーとなって試合終了。責任審判の球審・西本が「杉谷選手が二塁を越えたところで一塁へ帰塁する際にアピールプレーがありまして、二塁を空過したと判断して、杉谷選手をアウトといたします」と場内に説明すると、勝利を期待していた日ハムファンからは一斉にため息が漏れた。
さらにファンの怒りを買ったのは試合後の栗山監督のコメントにあった。
栗山監督は試合後、杉谷の走塁ミスに対し「ダメだけど拳士らしい」とコメント。勝負どころでまさかのベース踏み忘れという大失策に対して、「拳士らしい」としたことで、「拳士らしいですますから弱いんだよ!」「もっと厳しく指摘しないと」とネット上では勝利を追及する姿勢が足りないと嘆く声が多数上がった。