新庄ハム 5年ぶりの借金「20」 好転しない裏にある「ちぐはぐ采配」とは
日本ハムは6日のロッテ戦(ZOZOマリン)に4ー5の逆転負け。今季8度目の3連敗で5年ぶりの借金20と苦しい状況が続く。
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借金20について、新庄監督は「うちの実力がないだけ。この先にそういうことのないための試練というか、勉強しているところ。そのへんは好きに書いて下さい」と現実を受け止めた。
この試合では清宮が3回に右翼席中段に飛び込む9号を放つなど見せ場もあったが、終わってみれば投手陣が粘れず。打線も4回の好機にサインミスで石井が盗塁死など嫌なムードを断ち切れなかった。
さらに注目を集めたのは4ー5と1点を追う8回の場面。先頭の浅間が安打で出塁。無死一塁とし、ここで現在パ・リーグ首位打者の松本剛が打席に入り期待が膨らむもベンチは送りバントを指示。松本剛はしっかり決め、走者を進めるも、その後の近藤、野村が倒れ、得点に結びつかなかった。
松本剛の得点圏打率は・469(6日現在)とこちらもリーグ1位。勝負強さも知られるだけにこの場面は「手堅くいくのも分かるが、ヒッティングでも良かった。相手ベンチからしたら後の打者よりも怖さが違う」(球界関係者)という声も上がった。
先月17日のリーグ戦再開後は3勝12敗と勝ち星が遠い。新庄監督は投手陣が試合を作り、守備を固める「守りの野球」を理想とするが、未だ改善すべき課題は山積みだ。