【新加入選手点検】日本ハム2年連続最下位から逆襲のシーズンへ 新戦力が追い風を吹かすことはできるか
また投手陣では、巨人から戦力外を受けながら育成で入団した、鍵谷陽平もいる。鍵谷にとっては2013年から2019年途中まで6年半在籍した古巣へ、実に5年ぶりの復帰。入団が決まった際には歓喜の反応があがるなど、日本ハムファンにとってはなじみ深い存在といえるだろう。
日本ハム時代の2017年にも60試合登板があるが、巨人でもタフネス右腕としてブルペンを支えた。今季で34歳となる経験豊富な右腕は、若手が多いチームの中ではリーダー役としても期待される。まずは早い段階で支配下を勝ち取れるか、注目の存在となりそうだ。
また現役ドラフトでソフトバンクから移籍してきた水谷瞬も長打力で存在感を示している。キャンプ序盤、2月4日に行われた紅白戦ではいきなり豪快な本塁打を放ち、指揮官を喜ばせた。3月2日に行われた阪神とのオープン戦を「4番・右翼」で先発出場したのも期待の現れといえるだろう。し烈な外野手争いを勝ち抜けるか。
投打ともに充実の戦力を誇り、チームはここまでオープン戦は負けなしの3連勝(1分け)と好調をキープしている。あくまで開幕までの調整期間とはいえ、”勝ちぐせ”をつけるのはチームにとっても大事なこととなる。
注目の新戦力がいかに機能し、快進撃に欠かせないピースとなれるか。新庄監督の腕の見せ所ともなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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